燃えよスーリヤ！！（原題：Mard Ko Dard Nahin Hota/ 2019年日本公開)

痛みを知らずに悪を討つ！

-Table of Contents

1 [作品データ]
2 [作品紹介]
3 [オンライン配信]
4 [蛇足情報]
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[作品データ]

原題：Mard Ko Dard Nahin Hota (Hindi/2018)
公開日：2019年12月27日公開
監督：ヴァサン・バーラー
出演：アビマニュ・ダサーニー、ラーディカー・マダン、グルシャン・デーヴァイヤー、マヘーシュ・マーンジュレーカル
配給：ショウゲート
©️2019 RSVP, a division of Unilazer Ventures Private Limited

[作品紹介]

先天的に痛みを感じない「無痛症」のスーリヤは、レンタル落ちのビデオテープで見た香港映画からカンフーを学ぶ。痛みを感じない体という最強の武器とカンフーで戦うスーリヤは、ある時、不良に絡まれていた女性を助ける。それは幼なじみのスプリだった。スプリと彼女の師匠を守るため、スーリヤは戦いに身を投じる。

トロント国際映画祭観客賞受賞作。ヒンディー映画界の新波系監督、アヌラーグ・カシュヤプの下で助監督や脚本経験を積み、初長編作『Peddlers（行商人たち）』（2012）がカンヌ国際映画祭の批評家週間でプレミア上映されるも配給がつかなかったバーラー監督、初めての劇場公開作。主演のダサーニーは映画デビュー作。作品のために猛特訓で体をつくりあげ、スタント吹き替えなし、満身創痍で演じきった。

▼ 公式サイト
http://moeyo-surya.jp/

[映画評]

ブルース・リーにオマージュを捧げた映画がインドから登場！『燃えよスーリヤ！！』紀平照幸 | 映画ライター　（Yahoo! News 12/27掲載）
https://news.yahoo.co.jp/byline/kihirateruyuki/20191227-00156604/

（評・映画）「燃えよスーリヤ！！」　踊りの局面はアクションに
（朝日新聞　12月27日掲載）
https://www.asahi.com/articles/DA3S14310555.html

『燃えよスーリヤ！！』　ブルース・リー愛が詰まった、インド発のエンタメアクション（山陽新聞花まるシネマ　12月24日掲載）
https://www.sanyonews.jp/article/970368

インド発の異色カンフー映画　「燃えよスーリヤ！！」
（zakzak by夕刊フジ 12.28掲載）
https://www.zakzak.co.jp/ent/news/191228/enn1912280006-n1.html

「踊らない・歌わないインド映画」が増加した理由とは？　アジア映画研究者の松岡環さんに聞く（ガジェット通信、12.24掲載）
https://getnews.jp/archives/2333016/gate

[オンライン配信]

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[蛇足情報]

劇中、最初のソングシーンに登場するのはなんと、テルグ語映画界のメガスター、チランジーヴィ。この曲は1992年のヒンディー語映画『Aaj Ka Goonda Raaj』（1992）から。メガスターの代表作品の一つ、テルグ語作品『Gang Leader』（1991/ 監督：Vijaya Baapineedu）のヒンディー語リメイクの一曲が使われている。この曲だけではなく、本作では作品全体で、音楽がとても印象的に使われている。

インド映画において、音楽は踊るために使われるだけでなく、物語を印象的に伝えたり、情感を深めたりするためにも使われる。公開前のメディア記事でも伝えられていたように、『燃えよスーリヤ！』にはダンスシーンはないものの、登場人物の生い立ちがラップで紹介される場面は、監督のセンスを感じられる。

ヴァサン・バーラー監督は監督デビュー前に、助監督や脚本家として活躍。キャリアの中で、アヌラーグ・カシヤプ監督とも組んでいる。カシヤプ監督の2019年2月にツイッターで「嫉妬した2018年の作品」と紹介したリストの中に、本作も入っている。インド公開は2019年3月のため、当時はまだ、劇場公開前のタイミングだった。

Hindi films of 2018 that made me jealous – in no particular order.
Mulk
Badhai Ho
Manto
Andhadhun
Tumbaad
Mard ko Dard Nahin Hota
Soni
Omertà
October
I don’t think there has been so many good films made in Hindi in recent times. Cheers to us..

— Anurag Kashyap (@anuragkashyap72) January 2, 2019