カセットテープ・ダイアリーズ(原題:BLINDED BY THE LIGHT) 2020年7月3日(金)公開

カセットテープ・ダイアリーズ

ブルース・スプリングスティーンのロックに乗せて、僕は明日へ走り出す・・・

[あらすじ]

舞台は1987年。イギリス、ルートンで鬱屈した日々を送るパキスタンからの移民の少年ジャーヴェド。周囲からの人種差別、父との確執に悩む中、ブルース・スプリングスティーンの音楽に出合い、人生が明るく変わっていく。

英ガーディアン紙の記者、サルフラズ・マンズール(Sarfraz Manzoor)の自伝がベース。『ベッカムに恋して』(2002)がヒットしたインド系イギリス人のグリンダ・チャーダ監督、『英国総督 最後の家』(2017)に続く作品。主演のヴィヴェイク・カルラは、両親がインド系のイギリス人俳優で、本作で映画デビュー。

タイトルはスプリングスティーンの曲から取られている。当然ながらサウンドトラックにはブルース・スプリングスティーンが全面協力し、未発表曲も含まれるという。ペット・ショップ・ボーイズ、A-Ha、Level 42など、80年代のポピュラー音楽がふんだんに使われていて、カセットテープで音楽を聴いていた40〜50歳代の感涙要素が満載。インドからは、A.R.ラフマーンが音楽で参加。世界公開は2019年8月で、2019年の東京国際映画祭にてプレミア上映された。

公式サイト
http://cassette-diary.jp/

[作品情報]

原題:Blinded by the Light (English/ 2019)
原作:サルフラズ・マンズール「Greetings from Bury Park: Race, Religion and Rock N’Roll」
出演:ヴィヴェイク・カルラ、クルヴィンダー・ギール、ミーラ・ガナトラ、ネル・ウィリアムズ、アーロン・ファグラ、ディーン=チャールズ・チャップマン
音楽:A.R.ラフマーン

2019年/イギリス
ジャンル:コメディー、ドラマ
配給:ポニーキャニオン
© BIF Bruce Limited 2019

2020年7月3日(金)より、TOHOシネマズ シャンテにて公開。

4月公開予定でしたが、COVID-19感染拡大防止に伴い延期となり、新たに7月3日(金)より公開となることが決まりました(5月29日追記)。

https://twitter.com/417cassettemv/status/1266202603945222145?s=20

 

▼A.R.ラフマーンが手がけた劇中ソング「For You My Love」

[関連記事]

My film is bridging cultural divides. This gives me hope in such polarised times
Blinded By the Light is about growing up as British Pakistani boy in the 1980s, yet it struck a chord with people worldwide
(Sarfraz Manzoor/ Thu 29 Aug 2019 06.00 BST/ The Guardian)
https://www.theguardian.com/commentisfree/2019/aug/29/my-film-blinded-by-the-light-memoir-british-pakistani-cinema

ブルース・スプリングスティーンの楽曲に乗せた青春譚「カセットテープ・ダイアリーズ」予告
(映画.com 2020年2月21日 掲載)

https://eiga.com/news/20200221/10/

B・スプリングスティーンのロックで偏見を打ち破れ『カセットテープ・ダイアリーズ』予告(Cinemacafe 2月21日掲載)
https://www.cinemacafe.net/article/2020/02/21/65928.html

映画『カセットテープ・ダイアリーズ』B・スプリングスティーンの音楽が奏でる、80年代青春ドラマ(Fashion Press)
https://www.fashion-press.net/news/58015

・スタッフリストの出典はIMDb。
https://www.imdb.com/title/tt8266310/?ref_=fn_al_tt_1

・楽曲リストの出典はIMDb Pro。
https://pro.imdb.com/title/tt8266310/details

[レビュー]

藤原帰一の映画愛 カセットテープ・ダイアリーズ 心の叫び歌うブルース 青年の苦境を救う(毎日新聞 2020年4月19日掲載)
https://mainichi.jp/articles/20200419/ddv/010/070/002000c

[蛇足情報]

イギリスで暮らす南アジア移民作品で、思い浮かぶのはこの3作品。

・『ぼくの国、パパの国』(原題:East is East/ 監督:ダミアン・オダネル/ 1999)
・『ベッカムに恋して』(原題:Bend It Like Beckham /監督:グリンダ・チャーダ/ 2002)
『やさしくキスをして(原題:A Found Kiss/ 監督:ケン・ローチ/ 2004)

チャーダ監督作品は、『英国総督最後の家』(原題:VICEROY’S HOUSE/ 2017)も日本で公開済み。

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